今日お伝えするのは、
私の経営のメンターである千葉修司先生の主催する、
ある塾へ入塾した人しか読めないメルマガから抜粋させていただいています。
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【 近江商人 】
八月の焼けつくような炎天下、
旅の途中で道づれになった二人の商人が、
信州の碓氷峠を超えていました。
やっと頂上に達したのでひと休みしようと、
二人は流れる汗を拭きながら木陰に身を置きました。
「やれやれ、たまったもんじゃない。この峠がもう少し低いといいのに。
こんなに険しくっては、まったくやりきれない。
私はこんな苦しい思いをするくらいなら、いっそ商売をやめてしまいたくなりますよ。
なんの因果でこんな難所を越えなければならないのか・・・・・・」
と一人が愚痴をこぼしました。
するともう一人の近江から来た商人は
「私はこの峠が十倍も高ければ有り難いのにと思いますよ。
そうすれば、たいていの商人衆は中途で引き返すでしょうから、
私だけが思うように商売ができるんですがねえ。
この峠がもっと高くないのが残念ですよ。」
と言ったそうです。
近江商人が商売上手といわれ、江戸でもどこででも成功したのは、
このような意気込みがあったからこそでしょう。
私たちも、苦しみに出会った時弱音を吐いたり、
愚痴をこぼしたりせず、
近江商人のように意気高らかに前進していきたいものです。
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これを読んだあなたはどんな感想を持っただろうか?
私はこう思った。
今私は、オステオパシーのセミナーの中でも、
高度なレベルのセミナーに出席することが多い。
ハッキリ言って、メチャクチャ難しいのだ。
だから、しんどいし、苦しい事もある。
JTOC(オステオパシーの学校)を卒業するまででもかなり高い山だった。
途中で諦める人もいれば、
その山に挑戦すらしない人の方が圧倒的に多いのが現実だ。
私の場合は、やっと頂上まで来たと思ったら、
その先にはまだまだ高い山が聳え立っているという感じだった。
卒業という形で満足するという事もできたかもしれない。
その後はもっと楽な方へ進んだって別によかっただろう。
それが私にはできない。
現れた聳え立つ山々を登っていけば、
自分だけが出来ることが増えていくということだ。
先週末に出席したセミナーは超絶難しかった…………🥲
この山に挑戦しに来たのは、10人程度、卒業生は3人だけ…………。
下村先生も「ななちゃん、次教えていくことは、なかなか難しいで〜。
ついて来れなくなるヤツも出てくるやろな………。」と言っていた。
そんな言葉を聞いた時には、「ついていけなかったらどうしよう……」
とやはり不安な気持ちになる。
実際、去年からスタートしたシリーズは今回で3回目となるのだが、
進んでいくにつれて、参加者は減っていき、今や初回の半分以下だ。
しかし難しければ、難しいほど、それが出来るようになれば、
私は、唯一無二の存在となれるということだ。
私は、この近江商人のように意気高らかに前進する。
下村先生が難しいと言うのなら、
「絶対、その山を越えてやる‼️楽しんでいこう‼️」と決めた。