ごもっとも〜

父の認知症は超絶進行中である。

さっきご飯を食べたのに、「ご飯をくれ〜」は当たり前。

夜中に1時間おきに母を呼んで起こす……………それも私がよりによっていない時😩

夕方になると不穏になる……………。

などなど、あげればキリがない。

父には申し訳ないが、歩けなくなっていることがせめてもの救いだ。

これでシャキシャキ歩けたなら、徘徊は確実だろう。

昨日も、もっと食べる物をクレクレ攻撃が朝から晩まで続いた。

欲しがるのならあげればいいと思う人もいるかもしれないが、

人間、食べられる量には限界がある。

それを超えると今度は嘔吐の始まりだ。

だから、こちらでストップをかけなければならないのだ。

昨夜も夕飯後に案の定また、クレクレ攻撃が始まった。

父は声がよく通るので、かなりのストレスになる。

食べ物を渡せば静かになるが、

それでも、父のためを思えばストップをかけなければならない。

なんだかんだとやりとりしながら、

「もうダメだよ。」と母が言うと、父がこう言ってきた。

「明日の朝、生きとるとは限らんからくれー。」

父と母の「クレクレ」「ダメダメ」のやりとりは、数知れずだが、

父がそんな事をいうのは初めてだったので、思わず母と顔を見合わせて、

「ごもっとも〜」と思わず笑ってしまった。

「明日生きとるとは限らん」これは父だけに当てはまることではない。

私だって、母だって、このブログを読んでいるあなたにも当てはまる。

メチャクチャ正当な事を、認知症の父が言うもんだから、

「ボケたフリでもしてるのか?」と思わず思ってしまった。

だから、昨夜は父の勝ち。

「明日の朝、生きとるとは限らん。」といわれてしまっては、

何も渡さなければこちらが後悔しそうだ。

だから、父は見事にリンゴを少しゲットした😅

父はもともと頭のいい人だ。

私たちが絶対に断れない言い方を、

認知症となってからも直感的に口に出したのかもしれないなぁなんて思った。

明日生きているとは限らない…………

父の言葉で「後悔のない人生歩むぞ〜❗️❗️」と再び誓った。

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