オステオパシー施術者のことをオステオパスと言うのだが、
オステオパスのことを、
オステオパシーの創始者のA.T.Still先生はこう言っている。
“オステオパスとは、
人のエンジンを支配する全ての法則と
病気を支配する治療法を理解した
唯一のヒューマンエンジニアである”
だから私は、身体の整備士であるという認識を持っている。
私たちオステオパスは、身体を車に例えることが多い。
オステオパスが行う治療とは、どういうものかということを
A.T.Still先生はこう言っている。
“治療とは、機械工が見つけるような異常な状態を、
修理店に並んでいるような正常な状態のエンジンに再調整することであり、
まずは車輪を軸受にまっすぐ並べ直すことから始まる”
“車輪を軸受に”というのが、
何を指しているかというと、“骨を治すことから始めなさい”ということだ。
このことからもわかるように、A.T.Still先生は、「骨」を診ることを、
病気の原因を追求するスタート地点であると考えていた。
なぜ最初に「骨」を診るのかということだが、
以前にも書いたが、私たちは1つの受精卵から始まっている。
そこから、人間の形となっていく中で、骨が最後に完成されていく。
つまり骨は、出来る過程で、
その周りの組織(筋肉、靭帯、血管、神経、内臓など)全てを
まとめていく役割を果たしている。
そのため、骨の形、位置、動きを見ることで、
身体の中で何が起こっているのかを推測出来るのである。
ここまで読んでも、なんのこっちゃ??という人もいるかと思う。
めちゃくちゃ簡単に言っちゃうと、
オステオパスは、
“骨診たら、だいたいの身体の状態がわかっちゃう”
ということである。
人間の身体は奥深く、まだまだ解明されていないことばかりだ。
しかしオステオパスの手は、CTやMRIに負けない手である。
それ以上の能力があると自負している。
ヒューマンエンジニアとして、これからも精進する‼️
実を言うと今日は、㊗️開院5周年‼️
だから本日、改めて決意したのだ