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農家の人たちは、みんな知っていた。化学肥料を使うと、作物の生育は確かにいいのだが、薬ばかり飲んで育った金持ち坊ちゃんのように、ひ弱な野菜や果物ができる。
耕運機で、どんなに畑を耕しても、化学肥料をまけば、土はカチカチの固まりになってしまい、大雨は作物の根を流すし、干ばつには作物の根をひからびさせる原因になる。
有吉佐和子著『複合汚染』より引用
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私はこれを目にした時、人の身体も同じではないかと思った。
薬(化学物質)を使えば、病気であれば症状は緩和される?(治ってはないですよ)
添加物(化学物質)を使えば、手間いらずで簡単に、美味しいものができる。
じゃあ、身体は?
カチカチの固まりになって………………
ひ弱になるのかな?
病原菌が入ってくると……………………どんなことになるかな?
結果は人それぞれなんだろうな。
なんて考えて1人怖くなって((((;゚Д゚)))))))たり……………。
色々勉強になります。
この『複合汚染』は1975年に朝日新聞で連載されていました。
私は1979年生まれです。
今から40年以上前の連載です。
十分現代に当てはまりますし、ずっと同じことが繰り返し起こってるんだろうなと、容易に想像できる内容です。
文庫本になってますよ。