りんごを食べて乳幼児が喉に詰まらせる事故が増えている。
これって・・・・食べさせ方とか、形状だけの問題なのだろうかと思う。
はっきり言って、脊柱(背骨)の柔軟性を失っている子どもが多い。
まるで背中に針金を通しているかのような感じもするし、
抱っこすると丸太を抱いているようなのだ。
お母さんに抱っこされている様子を見ても、腕の中に収まってない感じで・・・違和感しかないのである。
そんな状態で、嚥下(飲み込み)がうまくいくわけがない。
嚥下は全身の協調運動なのだ。
嚥下時の「呼吸」に注目してみる。
嚥下直前には、息を止め、止めた直後にゴックンする。
ゴックンした直後には、わずかに息を吐いている。
つまり嚥下(飲み込み)とは、
息を吸う→止める→ゴックンして→息を吐く
という呼吸リズムを繰り返している。
これだけでも嚥下と呼吸は、切り離せないのはわかっていただけただろう。
では呼吸はというと、肺だけでなく、胸筋、背筋、腹筋などの筋肉も動いているし、
その筋肉がついているのは骨である。
言っておきますが、子どもだけの問題ではないですからね。
大人だって、嚥下障害増えているんですよ。
嚥下障害が起こるとすれば、脳の疾患が多いですが、
今は脳の疾患がないのに、起こっているんです。
つまり、子どもだけでなく誰もが喉に詰めてしまう可能性を持っているんです。
家庭の中で起こってしまうのです。
保育園などでそういう事故が起これば、責任を追及されます。
しかし、自己を見つめ直すことなく、責めるだけでは何も解決しないのです。